通常家具の製作には
接合部材が見えないように
タボ(丸い円柱状のものを
材相互に接着材で挿入して
材相互を接続する方法)で
接続することが
おおいです。
階段は
大きな荷重を受け
衝撃も受けます。
タボ接合では
不安です。
接合部が
バラバラになると
非常に危険ですので
小社では
しっかりと
ネジ止めしています。
ネジ頭が見えると
化粧上問題なことと
足に当たると危険なので
埋め木をしています。
小社では
埋め木は
写真の様にしております。
要領を順番に書くと
次の様です。
- 共材(階段と同じ材という意味です)で埋め木を作るために
埋め木製作用具で材に穴をあける。 - 埋め木を取る
- 穴に接着剤を塗布する
接着材は、はみ出たものを簡単に取り除ける木工用ボンドを使っています。 - 埋め木の叩き込み
埋め木は穴より少し大きめを使います。用具では0.5mm大きめになっています。
まっすぐ入れないと斜めになって失敗します。
硬い材で入りにくいようなら埋め木に予めテーパを付ける必要があります。 - 埋め木の余分な分を「あさり」のないノコギリで切断します。
あさりとは、ノコギリが使い易いように普通のノコギリに付けてあるノコギリの面より横に刃を飛び出させているものです。あさりがあると埋め木を切断するときに母材に傷を付けてしまいます。 - はみ出た木工用ボンドを濡れ雑巾で拭き取ります。
木工用ボンドが残っていると着色すると目立ちます。 - 拭き取った後、紙やすりなど平にします。
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