互い違い階段を初めて上ると違和感を覚える
互い違い階段は
太古の昔から使われていましたが
現在ではすっかり忘れられてしまっていました。
もちろん
昔は
互い違い階段という名前でもなく
別の名前であったと思いますし
私の意匠登録のような
洗練された構造やデザインでもなかったように
思います。
ですから
私が
作り始めた
互い違い階段を
使った人は
ごく少数です。
殆どの人は
初めて
互い違い階段をのぼります。
上ったときに
違和感を覚えることとなります。
フワフワした
違和感を
覚えるのです。
このフワフワした
違和感は
普通の場合
数回上り下りすると解消することが
多いです。
ではなぜ
この様に感じるかを
説明します。
止まっているエスカレーターを歩いて上るときの違和感と同じ
互い違い階段を上ったことのない方でも
階段で
違和感を覚えたことが
あると思います。
それは
エスカレーターです。
止まっているエスカレーターを
歩いて上ろうとしたとき
宙を踏むような感じが
しなかったでしょうか。
すべての繰り返す動作はルーチンとして記憶されている
皆様は
普通の階段を上るときに意識しておられるでしょうか。
段の高さを目で
認識して
右足をその段まで上げて
それから前へ足を進めて
段に着地して
体重を右足に移動しつつ
左足を上げ
着地する段の高さを
確認しつつ
左足を段の高さまで上げ
その後前へ進めて
着地する。
それから
、、、、、
、、、、、
そんな事を
考えていませんよね。
たぶん
階段がある程度のことしか
考えずに
上り始めているでしょう。
これができるのは
階段を上るという
ルーチンができているのです。
高さだけを認識すると
今までに出来上がっている
ルーチンを使って
足を移動して
体の体重を移動し始めます。
同じように
エスカレーターに乗り込むときの
ルーチンも
出来上がっています。
エスカレーターに乗ったときに
段を認識した時と
実際に段を載せた時との間に
時間のずれがあるため
少し段が上がっています。
それが
ルーチンされてるために
エスカレーターに
スムーズに乗ることができるのです。
しかし
エスカレーターが止まっていて
それを歩いて上ろうとすると
今まで獲得している
ルーチンが
違和感を覚えさせることになります。
止まっている
エスカレーターで
違和感があるのを
詳細に説明すれば
次の様です。
まず
上る人間は
段を見ます。
段が
エスカレーターであると
もちろん認識します。
止まっていることが
わかっていても
止まっている
エスカレーターを上ったことがなければ
動いている
エスカレーターの
ルーチンを
使うことになります。
段を認識して
足を段に置こうとします。
動いているエスカレーターなら
段は
少し上がっていて
それに対応するように
足を着地します。
しかし
止まっているエスカレーターの場合は
段がもちろん上がりませんので
エスカレーターのルーチンに従って
上がっているものと思って
足を載せようとすると
段がそこにないので
宙を踏むような感じなってしまうのです。
このような
経験をされた方も
多いと思います。
互い違い階段のルーチンができるまでは違和感
互い違い階段を
初めて上り始める場合は
先ず
階段のルーチンを使います。
普通の階段の
ルーチンを使って
互い違い階段を使うと
次の様なことが起こります。
互い値が階段を
上り始めると
先ず階段を認識します
そして
段の高さを認識します。
普通の階段のルーチンを使って
右足を
段につまずかないように
真上に上げて
その後
前へ足を進めます。
この時
普通の階段なら
一段で
一段分前へ進みます。
しかし
互い違い階段なら
半段分しか進みません。
そのような構造ですから
当然です。
普通の階段のルーチンとは
全く違うので
そんな違和感を抱くのです。
数回上り下りすると
互い違い階段のルーチンが
出来上がって
問題なく
上り下りできるようになります。
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