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互い違い階段®・ロフトくん®は意匠登録済・製作厳禁
互い違い階段をはじめて作ったのは 私の家が、1995年に阪神大震災で大破し 新しい家を建て始めた頃に遡ります。 地震に対処するためお部屋には家具を置かず 中央の階段室・廊下を兼ねたホールに 家具を並べるという設計になっていました。 お部屋の入り口のために 階段室としては手狭になって 省スペースで安全にロフトへ上る階段を 作ることになってしまいました。 ”階段を上る時段に足を掛けるのは 片足だけで片足分しか必要ない”ことに気が付きました。 その原理に従って仮に 合板で階段(のちに互い違い階段となるもの)を 試作しました。 箱を積み重ねたような 形で 最初に作ったのは 踏面25㎝ 蹴上げ20㎝ です。 4段作って こわごわ上ってみると 膝が 上の段(二段上)に 当たってしまう 致命的な欠陥がありました。 それと 何か違和感がありました。 そこで踏面を30㎝で作りました。 簡単に作ったといいますが 踏面25㎝より大きくなっていますので 全部新しく作る必要があります。 作るのに 丸一日要しました。 踏面30㎝ 蹴上20㎝は 膝は当たりませんが 無駄に緩すぎると 感じたのです。 後でわかるのですが 踏面と蹴上げの関係が 互い違い階段にもあてはめることができるのです。 階段公式 蹴上×2+踏面=60cm というものにあてはめると 互い違い階段の踏面27㎝なら 半分の13.5㎝だから 蹴上は23.25㎝となります。 普通の階段より かなり急です。 膝さえ当たらなければいいというものではなく スムーズに 快適に上れるよう 試作を重ねました。 踏面を 27㎝にしました。 蹴上も 少し大きく 23㎝で作りました。 もう 何度も互い違い階段を 上っているので 私は こわごわではなく 普通に上れました。 慣れたのもあるかもしれないので 少し小柄な 私の女房殿にも 上ってもらいました。 初めてですので こわごわですが 別に 問題なく 登れました。 もっと 急な階段でもいいのではないかと 踏面26㎝ 蹴上25㎝のものも 作りました。 私のような大柄(当時は身長180㎝)なものには 膝が当たる 限界でした。 でも 44歳の私には 快適だと 感じました。 女房殿も同じでした。 10歳の 愛娘の 「上れる」と 言ってくれました。 こんな風に たぶん全然上れないのを合わせると 5個くらいです。 この試作から 「互い違い階段の踏面27cm・右はじまり・蹴上げ25cmまでの”法則”」が この時に見いだされて今も使っています。 この発見は、 よく言われる「コロンブスの卵」で 見いだされると何てことない発見ですが 互い違い階段とっては重要な発見なのです。 各寸法は わかりましたが 人間が上り降りに使うものですので 堅固が絶対条件です。 それから 詩作を繰り重ねて センタープレートの左右に 巧みに薄い材を配置することによって 丈夫な互い違い階段を 完成させたのです。 そしてできたのが
です。 私の家では20年来便利に使い込んでいます。 最初の5年間は私は上で寝ていたのでよく使っていました。 寝ぼけて落ちることはありませんでした。 今も女房殿は洗濯を干すために 洗濯物を持って互い違い階段を使っています。 20年近く使って ほんの少しだけ塗装が剥がれましたのですが まったく狂いもなく安全に使っています。 その後 インターネットを見られた方が 「互い違い階段を買いたい」とおっしゃって 販売を決意しました。 注文される方がお部屋に合う互い違い階段にと いろんな事を要求されました。 開発した順序で言えば スケルトンな互い違い階段としてVX-Type 蹴込み板のある互い違い階段としてLX-Type ホワイトアイアンとしてのスマートステップ 屋外でも使えるステンレスのYX-Type 木製で軽い階段としてのTX-Type 天井内に収納できる折り畳み階段 もっと軽い手に持てる階段としてロフトくん 簡単に仕舞えるロフトくんパッタンタイプ 等々を開発して 意匠登録しました。 販売と同時に登録商標 「互い違い階段®」「ロフトくん®」 も取りました。